一日一言
- 公開日
- 2013/08/20
- 更新日
- 2013/08/20
学校の窓
今日は、養老孟司氏(元東京大学医学部教授で専門は解剖学)の
著書『まともな人』から、次の言葉をご紹介します。
教養はものを識(し)ることとは関係ない。
やっぱり人の心がわかる心というしかない。
それが日本風の教養の定義であろう。
養老氏は、
自分だけの考え、自分だけの理屈、自分だけの感情、
そんなものがあったところで、
他人に理解され、共感されなければ、まったく意味を持たない。
とも述べています。
また、教養とは、「身につけるもの」であって、「頭の教育」ではない
とも述べています。
同じ言葉が、D.カーネギ—氏の『人を動かす』という本の中にもありました。
自分のことだけしか考えない人間は、教養のない人間です。
私は、「人の心がわかる心を教養という」のは、
日本風ではなく、世界的な定義だと思っています。
(写真は養老孟司氏です)