学校日記

人権週間

公開日
2021/12/06
更新日
2021/12/06

校長メッセージ

人権週間の集会として、校長先生から人権にかかわるお話をしました。下に紹介します。自分の人権も、周りの人の人権も大切にできる人になりたいですね。

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毎年、12月4日から10日までの1週間を「人権週間」といいます。そして、10日は「世界人権デー」です。
72年前のこの日にアメリカの国際連合で、すべての人の、人間としての生きる権利を守る「世界人権宣言」が採択されました。
世界人権宣言のはじめには「私たちは人間として、誰もが同じように認め合い、尊敬し合い、家族のように仲良くしなくてはいけません。」と書かれています。
世界中の人々が、こんな当たり前のことをわざわざ誓い合っているのはなぜでしょう。それは、当たり前のことが守られないからです。 
皆さんの周りで、何かの理由をつけて、相手が、嫌なことを言ったり、したりということはありませんか。それは、人権を無視した、絶対してはいけないおこないです。
人権とは、人が人らしく幸福に生きていく、最低限必要な権利です。誰もが平等に持っていて、誰からも侵害されないものです。「みんな同じように大切にされる、大切にしあう」ということです。
だから、みんなの身近なことで言うと、いじめをすることは、相手を大切にしていないので、人権を無視していることになります。

ところで、もうすぐクリスマスですが、ジングルベルの歌の作詞者として有名な宮澤章二さんが、中学生に向けた「行為の意味」という詩があります。テレビのコマーシャルで、その詩を短くした、次のような一節が流れていたので、知っている人も多いと思います。

心はだれにも見えないけれど
       心づかいは 見える

胸の中の思いは見えないけれど  
       思いやりは 見える


行動、行為は「人の心」を表します。
相手に対する温かい心を 行動として表す「心遣い」
相手を大切する優しい思いを 行動として表す「思いやり」
人が人として生きるために、みなさんは、どういう行動・行為をしますか。考えていきましょう。