学校日記

11月8日 集会

公開日
2021/11/08
更新日
2021/11/08

校長メッセージ

 おはようございます。朝晩は寒さを感じるようになってきました。風邪をひかないように体調をしっかり整えてください。
 さて、皆さんもニュースで聞いたかもしれませんが、10月21日、クラッシックピアノの国際大会「ショパン国際ピアノコンクール」で、反田恭平(そりた きょうへい)さんが、日本人として51年ぶりに第二位を獲得しました。この「ショパン国際ピアノ・コンクール」は、5年に一度、ショパンの生地であるポーランドのワルシャワで開催される若手ピアニストの登竜門で、ピアノ世界で最高峰のコンクールです。
 反田さんは、現在27歳で、4歳のとき名古屋に住んでいて、そこで、ピアノ教室に通い始めたそうです。ただ、小さなときは、才能がずば抜けてあったわけはなかったようです。そのため、12歳までは、ピアノより先に始めたサッカーが大好きで、将来はワールドカップに出場する「サッカー選手」を目指していたそうです。攻撃的なポジションでドリブルが非常にうまく、名古屋から東京に引っ越ししても、クラブチームで毎回レギュラーとして試合に出させてもらえるほどだったそうです。しかし、小学校5年生の時、試合中に手首を骨折し、骨をつなぐときのあまりの痛さに、プロの選手はもっと痛い治療をしているという話を聞いて、サッカー選手の夢を諦めたそうです。
 次なる夢として、ピアノを選び、ピアノを本格的に学ぶため、「音楽大学にある『子どものための音楽教室』」に入ったそうです。つまり、本格的にピアノを始めたのが、大変遅く、12歳です。多くのクラッシックの音楽家は、両親とも音楽関係で、才能があり、幼い時から本格的に音楽を学ぶ、「英才教育」を受けている人が多いなかで、異例と言えます。その後、高校は、音楽高校へ進学し、高校3年生の時に、「日本音楽コンクール」で、男性では、史上最年少となる18歳で第1位を獲得するまでになりました。
 今回、ショパンコンクールで優勝するため、6年前から、ただ練習するだけでなく、どうしたら優勝できるか「通過しやすい曲」「髪型」「体形」など研究し「戦略」をつくったそうです。「体形」は、日本人の体格的に劣る部分をカバーするため、2年前から筋肉トレーニングをして、体重を増やし、また、審査員に日本人として印象に残るため、特徴的なサムライの「髪型」がよいと考え、さらには、過去の参加者800名の曲名を調べて、どういう曲が通過しやすいのか、審査員はどういう人なのか、徹底的に調べたそうです。また、ホールの音響や、使うピアノの音色についても調べ、審査員の気持ちに立つため、どのような演奏がよいのかも研究するなど、とにかく、この6年間、出るからには、いい加減でなく、全力でショパンコンクールに取り組む努力したとインタビューに答えていました。
 次の夢は、自分に続く人を育てるため、25年後くらいに音楽の学校をつくって、その卒業生が世界的コンクールで優勝して、世界で大活躍することだそうです。
 みなさんの将来の夢は、今、どのように描かれているでしょうか。
 「明確な将来の夢がある人」「大まかにある人」「まだ見つからない人」などいろいろだと思います。将来の夢をかなえるのに、今大切なことは、多くの皆さんにとっては、まずは学力をつけていくことだと思います。そのためには、毎日勉強を続けることです。来週は期末テストがあり、今は、その9日前です。計画は立てていると思いますが、その計画通りにしっかりテスト勉強をしていきましょう。

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