学校日記

10月11日 集会

公開日
2021/10/31
更新日
2021/11/05

校長メッセージ

 おはようございます。2学期も1か月が過ぎました。
 さて、今日は、ある方の紹介をしたいと思います。その方は腰塚勇人さんです。3年生の人は、昨年度、南城中に来ていただいてお話を聞いたので、知っていると思います。
 こういう方です。腰塚さんは、神奈川県の中学校の体育の先生で、非常に厳しい先生だったそうです。中二の担任の3月、スキーで首の骨を折るケガをして、医者から首から下は一生動かないと言われたそうです。
 「絶望の中、生きていても仕方がないと考えた。しかし、クラスの生徒・仲間の先生から『先生待っているから』『中三でも担任してほしい』、奥さんからの『何があってもずっと一緒にいるから』お母さんからの『代われるものなら代わってあげたい』との言葉」
優しさと強さをもらったとき、気付いたそうです。
・自分は一人じゃない、
・みんなが支えてくれている、生きなきゃ。
・一人で悩んでがんばるんじゃなくて、すべてをさらけ出して「助けて」って言っていいんだ。と
 そして、今のすべてを受け入れ、いつも「笑顔」でいると決めた。どんなことにも「ありがとう」と言おうと決めたそうです。
 その後、学校へ戻るために壮絶なリハビリをがんばり、そうしたら少し手足が動き始めたそうです。話せる喜び、歩ける喜び、字が書け、はしが使える喜びを感じ、今まで当たり前だと思っていたことに「幸せ」と「感謝」を見付けたのだそうです。
 ケガから4ヶ月後の7月、自分で立って歩けるようになり、学校に先生として戻り、クラスの生徒たちの前に立ったそうです。そのときは、クラスの生徒も先生も大泣きだったそうです。
 学校に戻るときに、決めたことが、5つあるそうです。それは、・・これです。
・口は、人を励ます言葉や、感謝の言葉を言うために、使おう
・目は、人のよいところを、見るために、使おう
・耳は、人の言葉を、最後まで聴いてあげるために、使おう
・手足は、人を助けるために、使おう
・心は、人の痛みが、わかるために使おう
 自分を、助けてくれた人たちがしてくれたことを、今度は自分がしよう。笑顔は、人を幸せな気持ちにしてくれる。
 来月また、腰塚先生に南城中学校に来ていただきます。今年は2年生の皆さんにお話ししていただく予定です。楽しみにしていてください。
 中学生の時は、心が大きく成長する時です。
「命を大切に」して
「当たり前のことに感謝して人に優しく思いやりの心を」、「笑顔」で、
そして、「自分の未来を大切に、幸せになる努力」をしていきましょう。
<10月11日の集会の内容です>