6月21日 集会
- 公開日
- 2021/06/25
- 更新日
- 2021/06/25
校長メッセージ
今日から、愛知県は、「緊急事態宣言」から「まん延防止等重点措置」の適用になりました。感染状況は、以前に比べると落ち着いてきましたが、まだまだ感染拡大に注意が必要です。今まで通りの感染対策を継続してください。よろしくお願いします。
今日は、「思いやりの行動」について話をします。ある本に出ていた「バスと赤ちゃん」の話を例にしてお話しします。知っている人もいるでしょうか。お話はこうです。
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「なんと優しい心遣いのできる、思いやりのある運転手さんでしょう」
運転手さんは、マイクを通して乗客に訴えかけています。この言葉かけによって、バスに乗っていたみんなを温かい気持ちにして乗客の皆さんの拍手を引き指したのだろうと思います。この運転手さんの「行動」は、すばらしいですね。
そして、次にすばらしいのは乗客の皆さんです。運転手さんの呼びかけに拍手で応えた、心と「行動」のすばらしさです。乗客の皆さんは、誰に対してどういう意味で拍手をしたのでしょう。考えてみてください。いろいろな人に対して様々な意味の拍手をしたのだと私は思います。
お母さんの乗客の皆さんに対する「思いやり」も忘れてはいけません。お母さんの「思いやりの行動」が、運転手・乗客の「行動」を生んだともいえるでしょう。
中学時代は、体も大きく成長しますが、「心」が大きく成長するときです。この「心」は、日々の生活の中で育ちます。「思いやりの心」もそうです。そして、相手に対する思いやりの心は、「言葉がけ」や「行動」をすることで、相手に伝わります。行動しないと伝わらないといっていいかもしれません。
運転手さんや拍手をした乗客、そしてお母さんのような思いやりのある「行動」ができる優しい大人に是非、皆さんも成長してください。
同じような話を、1か月ほど前に、南城中学校に地域の方から聞きました。その方は、先日、雨の日の下校の時に、傘を持っていない南城中の生徒に傘を貸しました。翌日、貸した傘とともに、お礼の手紙と手作りのしおりが玄関の前に返してあったそうです。しおりは手作りのものであり大変心が温まったそうです。「温かい思いやりのある行動に対して思いやりの行動でお返しする」素晴らしいなあと思いました。