雑巾
- 公開日
- 2020/06/17
- 更新日
- 2020/06/17
2年生のコーナー
2年生の教室の「雑巾かけ」の様子です。
朝読書の時間に撮影しました。
雑巾が整然とかけられていたのを見て、
カメラマンは、とても感動しました。
まさに「凡事徹底」ですね!
2年生の生徒の心は整っています!
宮澤章二氏の詩集『行為の意味』から、
「ぞうきんのうた」という詩を紹介しますね!
ぞうきんのうた 宮澤章二
水洗いされた ぞうきんは
あちらこちらのよごれを
ふき取り ふき取り
自分は いつも まっ黒になる
相手の よごれを
自分のよごれにすることで 清め
冷たい水で洗われつづけ
自分は ぼろぼろになってゆく
ぞうきんの痛みが指さきに伝わる 冬
小春日(こはるび)の温かさがとてもうれしい 冬
ぼろぼろの姿で干されても
日ざしにかわく ぞうきんの顔は、
なぜか満ち足りて ほっかりとして
小鳥のような体温が 柔らかい
宮澤氏の詩の本校HPへの掲載は、
ごま書房新社から許可をいただいております。