8月20日、2週間の夏休みが終わり、」学校生活が再スタートしました。再スタートにあたり、２−１のみなさんの前で次のようなことを話し、全教室へ配信をしました。
「おはようございます。それにしても暑い日が続いていますね。これは、今週月曜日の東消防署での気温の変化です。朝8時には30度を超え、12時間以上続いていますね。こちらは、この8月の気温の変化ですが、赤が最高気温です。ほとんど35度以上の猛暑日です。２週間の夏休みが終わり、今日から授業再開ですが、まずは熱中症に要注意です。水分補給と無理をしないこと、夜ふかしをせずにきちんと健康管理をすることで防ぐことができます。登下校などでは、２ｍ以上離れているならマスクをはずして防ぐことができます。
　さて、新型コロナウィルス感染症の状況は、皆さん知っている通り厳しい状況で、愛知県独自の非常事態宣言が出ています。これまで通り、withコロナ時代のみんなの健康を守るための感染症対策のマスク着用、手洗いの徹底、3密回避をがんばるしかありません。ここで、一つ新たなお願いです。警戒をこれまで以上にしなければならない状況になりましたので、健康観察表に家族全員のチェック欄を作りました。家族皆さんの体調が良好なら〇をつけてください。また、自分だけでなく家族の誰かが発熱などの症状があれば、登校しないようにしてください。
　このように、みんなの健康を守るために、この先も制限のある学校生活の中、新しい当たり前をみんなできちんと実行するしかありません。新凡事徹底でしたね。そのためには、これまで通り、みなさんのちょっとした小さな頑張りの積み重ねです。休み前に話したように「型」を創る1学期で、このように「型」はできています。この先は「型破り」で一歩前進です。そのためには、各自が何かをプラスしていくことですが、毎日「今日、新たにできるようになったことは何か」を振り返ること続けることで、自覚できるようになります。この先は、修学旅行をはじめ、実施を見送っていた行事を何とか実現できるようしていきます。みなさんのがんばりに期待をします。
　こんな中ですが、みなさんにいい知らせがあります。みなさん全員にそれぞれ1台のタブレットPCがやってきます。そして、学びの道具として、ノートや鉛筆と同じようにいつでも使うことができるようになります。もちろん、再び休校になってしまった場合には、家に持ち帰って使うこともできます。まずは、9月には120台ほど来て、2学期の終わりには全員分になります。
　ところで、「学びの道具」と言いましたが、我が国はこれまでちょっと困った状況でした。家庭でのスマホやタブレットPCなどの使い方をいろいろな国で調査した結果を調べてみたところ、日本の子どもたちは、ゲームやチャットをするために使っている人が一番多く、この使い方では世界で一番だそうです。それでは、「コンピュータを使って宿題をする」や「学校の勉強のために、インターネット上のサイトを見る」ということに使っている人はどのくらいでしょうか。残念ながらとても少なく、こちらは世界で最低のようです。
　しかし、みなさん全員が毎日の学習の道具として使うようになれば、これは大きく変わると思います。もちろん、正しい情報の調べ方やまとめ方などを自分でできるようにしていく必要があります。みんなでどんどん使い、失敗をしながらもその中から学び、いろいろなことを自分でできるようにしてほしいものです。これも型破りのひとつですね。
　さあ、みなさんの新しい学びのスタートです。まずは、生活のリズムを取り戻し、暑さに負けずに再スタートです。期待しています。」