能率的な学習を!
- 公開日
- 2006/06/20
- 更新日
- 2006/06/20
コラム
テスト週間に入ります。
「学習パターンをつかもう」という高校生向けの資料を見つけました。参考にしてください。
■以下に示されたデータは、どのように収集し,どう処理されたものかは分かりませんが,能率を上げるための参考資料の一つとしてお読みください■
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皆さんは1科目当たり何時間テスト勉強に費やしていますか?ある人は英語ばかりを何時間も続けてやっていたり、ある人は全教科均等に時間を割り当ててやっていたりと、学習パターンは人それぞれです。
能率良く学習し、記憶するためには、学習したことをできるだけ早い時期に復習し、反復練習をすることが必要です。その最適なパターンを考えてみましょう。
こんなデータを紹介します。
次の図表は、英語+数学+国語の3科目で合計36時間学習し、3科目300点満点でテストをしたときの比較です。
学習グループ <A>
【英(1時間) 数(1時間) 国語(1時間)】を12回繰り返し学習
=テスト結果130点
学習グループ <B>
【英(2時間) 数(2時間) 国語(2時間)】を6回繰り返し学習
=テスト結果190点
学習グループ <C>
【英(6時間) 数(6時間) 国語(6時間)】を2回繰り返し学習
=テスト結果110点
上記のように、各科目2時間の学習で計6時間を6回繰り返して学習したBグループの得点が一番高かったのに比べ、各科目1時間の学習で計3時間を12回繰り返して学習したAグループは得点が伸びていません。また,各科目6時間の学習で計18時間を2回繰り返して学習したCグループも得点が低く非能率的でした。
学習計画を立てるには、こうした学習パターンを考える必要があります。1科目の学習時間はある程度まとまった時間、つまり100分〜120分が理想のようです。大学で講義が90分から100分で行われていることには、こうした調査結果からも合理性があるわけです。
家庭学習で、机に向かっている時間が1時間未満では、やっと調子が出てきたときに終わってしまい、学習量もわずかとなってしまいます。小休止を入れても最低2時間は継続したいものです。もちろんそれには集中力が欠かせません。
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