学校日記

日は長くなっています??

公開日
2007/12/16
更新日
2007/12/16

コラム

これから寒さが厳しくなっていきます。
しかし,「日は長くなっています」=日没が遅くなっています。「あれっ」と思う人も多いです。明確に「間違えだ!冬至(今年は22日)までは,日は短くなる」という人もいるでしょう。
では,少し混乱しそうですが,次の説明を読んでください。
確かに,冬至は,昼の時間が一番短くなる日です。冬至の昼の長さは,9時間50分足らずです。冬至の日の入り(日没)は,16時45分頃です。しかし,12月10日前後は,日没が16時40分前後で,一番早く日没を迎えます。このころを境に日没は遅くなっているのです。従って,「日は長くなっている」のです。
「おやっ?」なのに,「22日が冬至で,昼の長さが一番短い」のでは,話が合わないですね。気づいた人もいるかもしれません。日の出が関係するのです。冬至の日の出は,6時55分頃です。しかし,10日前後の日の出は,6時45分少し過ぎです。
そうです。では,10日前後と冬至の(昼の長さ)=(日の入り)−(日の出)を計算してみてください。納得ですね。
ちなみに,日の出が一番遅くなるのは,例年3学期始業式あたりで,7時少し過ぎです。
こんな事も,理科の学習の延長で調べてみると楽しいですね。では,もう一つ。「春分の日」と「秋分の日」とでは,どちらが気温は高いですか?
2学期最後の1週間元気に過ごしましょう。