新入生説明会
- 公開日
- 2010/02/17
- 更新日
- 2010/02/17
校長室から
2月15日(月)新入生説明会を行いました。本年度は中学校の様子を知ってもらおうと、説明会の前に30分程度、1年生の授業を公開しました。雨の中でしたが、多くの方に参加いただきました。
新入生説明会校長あいさつ
人が他のどんな動物にも勝るところは理性 があることです。理性が耐えることを学び、他者への感謝や謙譲を学び、良い人間関係をつくり、住み良い社会をつくります。その理性は生まれながら備えられているものではなく、教育によって培われるものです。生まれたての赤ちゃんは、自分が世の中心にいるものととらえています。やがて親の教えと経験によって理性が芽生え、他者との円滑な関わり方を学んでいきます。理性は人が人間としてより高度な暮らしを創造するのに不可欠な要素です。
しかし、強い理性を培うことは容易ではありません。子どもに適切な教育を課さなければ、欲望のみが肥大し、喧嘩や争いの絶えない弱肉強食の醜い社会になってしまいます。子どもたちにより強い理性を培うこと、これが義務教育・公教育に課せられた責務です。
教育基本法では、第6条に「教育を受ける者が、学校生活を営む上で必要な規律を重んずるとともに、自ら進んで学習に取り組む意欲を高めること を重視する」と明記され、第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣 を身に付けさせる」とあります。どうか、この法に則り、学校のすべきこと、家庭のすべきことをよくご理解いただき、協力して教育活動を進めていきましょう。
中学校は義務教育の出口でもあります。将来の社会を支えていく担い手として、ふさわしい学力と社会性を身につけなければならない場でもあります。当然、厳しさも要求されます。小学校7年生という感覚でなく、中学校1年生として、気を引き締めて4月を迎えられますよう、今からその心構えなどご指導をお願いします。
鷹来中学校は、学校・家庭・地域の連携によって、子どもたちの、義務教育における学習内容を保障できるような学校でありたいと考えます。そのために、職員は全力を尽くします。どうか、ご家庭の方でも、この方針にご理解いただき、ご協力をお願いいたします。