9月 PTA全委員会にて
- 公開日
- 2009/09/10
- 更新日
- 2009/09/10
校長室から
PTA全委員会 学校長あいさつ 9月9日(水)
こんにちは、まだまだ残暑厳しい中、お集まりいただきありがとうございます。
いよいよ、2学期が始まりました。学問の秋、スポーツの秋、芸術の秋と様々な取り組みに最適の季節だと思います。体育大会、部活合同練習会、文化祭と行事も目白押しですし、3年生はいよいよ進路選択の大事な時期です。
さて、夏休み中はホームページ等でも紹介しましたが、部活動の大会・発表会が行われ、生徒も顧問も十分に力を発揮して、近年にない結果(成績という意味ではなく、それぞれ心に残るような経験をしたことも含めて)を残せたと思います。努力して打ち込めば、それなりの成果は出せる 、ということが証明されたと思います。男子バスケ、女子ソフトテニスが準優勝、女子バレーが3位と健闘しました。その他の部活もよいチームに成長してきました。文科系の部につきましても、運動部に負けず、それぞれの特性を生かした活動に励んでいます。これも、サポートしていただいている保護者の皆様のおかげだ と思います。ありがとうございました。ただ、生徒の努力はもちろんですが、それに加え、早朝から夕刻まで、あるいは休日も厭わずに指導に当たっている顧問の情熱 の表れでもあることも評価していただきたいと思います。
さて、昨年度から児童生徒の健全な育成を目指して、地域との連携や校区内の小学校との連携を進めております。オープンスクールの際の交流、9月1日始業式に実施した小中4校の一斉下校での見守り、声かけの活動など、PTAの方だけでなく、多くの地域住民の方にも協力いただき、少しずつ成果が挙がってきたと思います。敬老の日のイベントにも、桃山区のご好意で本校の創作部員を中心にボランティア参加させていただくことになりました。生徒が地域でその存在をアピールするよい機会だと思いますので、今後もこういう形での交流を模索していきたいと思います。
最後に、皆様方にご心配いただいている生徒指導面ですが、きちんと学習意欲を持ち規律を守って生活している生徒がほとんど ですが、なかなか落ち着いた生活ができない生徒がどの学年にも数名おります。規範意識が低く、ガマンすることが苦手で、自分勝手な行動が多い、そんな生徒たちの指導については、学校だけではなかなか難しい面もあります。家庭と連携を取りながら指導にあたるわけですが、なかなか改善されません。保護者の方が放任しているというわけではなく、わが子でありながらどう対応すべきか迷っているという状況もあります。そこで、学校と家庭というタテの連携だけでなく、保護者同士や地域と家庭というヨコのつながりも必要 だ思います。さらには、小学生の段階での指導についても、先を見越した指導が必要とされてきます。ですから、地域連携、小中連携を図りながら、地域ぐるみで児童生徒を育てていくという意識が大切だと主張しているわけです。個々の家庭で考え方が違うのは当然ですし、価値観も違います。しかし、公教育の小中学校では学力と共に社会性 を身につけることも大切です。個性を尊重することも大切ですが、ある程度周りを理解し、周りと協調しながら生活 していくことを学ぶことも必要だと思います。そのためにも、地域に協力いただきながら、地域の小中学校とその保護者の皆様が互いに信頼 し合うことが大切です。その原動力になるのが、PTAの委員の皆様だと思います。今後とも、よろしくお願いします。