学校日記

PTA総会学校長あいさつ

公開日
2009/04/24
更新日
2009/04/24

校長室から

PTA総会 学校長あいさつ


 こんにちは、校長の伊藤です。PTA会員の皆様には、日ごろ、本校の教育活動推進にあたりご協力ご支援をいただきまして、ありがとうございます。この場をお借りいたしましてお礼申し上げます。
 では、ごあいさつを兼ねて、本年度の学校経営方針についてお話しいたします。基本にある考えは「みんなの楽校」ということです。「みんな」というのは主役の生徒だけではなく、保護者や地域の方、職員などこの学校にかかわるすべての人を意味します。生徒にとっては楽しく通える学校、保護者にとっては安心して通わせることができる学校、地域の方にとっては信頼できる学校、職員にとっては働き甲斐のある学校になるようにと考えています。
 さらに重点目標として「いのち」「こころ」「みらい」をスローガンとし、「楽校」という場で次の目標の実現を目指します。
(いのち)自他の生命を大切にし、健康で生き生きと生活する態度を養う。
(こころ)善悪についての判断力を養い、仲間や弱い立場の人に対して、優しさ
や思いやりの気持ちを持ち、互いに尊重し合って生きる豊かな心を育成する。 
(みらい)生涯学習の基礎を培うため、厳選された学習指導要領の内容を確実に習得させ、定着を図り、自己実現に向けて意欲を持って努力する態度を身につけさせる。また、個人として、社会の一員として社会生活を営む上で必要な能力を育成する。

 さて、中学校は義務教育の出口であり、社会への入り口となるわけですから、教育基本法にも、基礎・基本的な学力に加え、規律を重んじ、社会生活を送る上でのルールも身につけさせる必要があると示されています。また、家庭の責任として基本的生活習慣を身につけさせ、共同生活のルールを守らせることも示されています。最近少数ですが、ややわがままで我慢することが苦手な子どもたちがいます。しかし、学校は集団生活を学ぶ場でもあり、子どもだからといて、何をしても許されるわけではありません。他人を威圧するとか、心理的に不安に陥れるような行為も許されることではありません。なかでも、暴力行為や器物損壊行為など法律に触れるような行為については、学校や家庭での指導では収まらない場合、本人のためにも、周りの生徒のためにも、警察、児童相談所、教育委員会などの関係諸機関と連携をとって指導に当たるつもりです。まじめに努力する子が報われるような学校にしていきたいと思います。
 子どもたちの未来のためにも、家庭、地域、学校が信頼し、連携していきたいと考えますので、よろしくお願いします。

※ 4月23日(木)のPTA総会には、多数の会員の皆様に出席いただきありがとうございました。