3月6日(金)卒業式 1
- 公開日
- 2026/03/06
- 更新日
- 2026/03/06
学校行事・生活
式辞 登下校で目にする草花に、新たな命の息吹を感じる季節となりました。第七十八回卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。近年、社会は、デジタル化やグローバル化、価値観の多様化などにより、かつてない速さで変化しています。「正解のない時代」と言われる今だからこそ、自ら考え、判断し、行動する力が求められています。四月の始業式では、「聴く・叶える・創る」の三つの言葉についてお話をしました。人の話を耳と目と心で聴き、よく考え、夢や目標を叶えるために、+(プラス)の言葉を口にしながら行動することで、新しい自分、学級、社会を創ってほしいという願いを伝えました。緑学年の皆さんは、学校のリーダーとして、学年通信のタイトル、「Grove ~自ら考えて行動し、互いを認め合う学年~」を合言葉に、数々の功績を残してくれました。体育祭では、「飛ぶTOBU ~今しかない青春に飛び込め~」をスローガンに、学年が心を一つに燃え上がり、青春の一ページとすることができました。修学旅行では、「楽しいだけじゃだめですか?」をスローガンに、楽しいだけではなく、大きな経験と学びの機会にするとともに、修学旅行に関わる全ての人が心から楽しいと感じる行事に高めることができました。文化祭では、「文化祭楽しみ過ぎて今コレ ~あの頃の青を覚えていようぜ~」をスローガンに、リニューアル工事で体育館が使えない中、皆で協力し、知恵を出し合うことで、一度きりの市民会館での文化祭を、あの頃の青として、心に刻むことができました。また、日々の授業においても、皆さんは、互いの意見を聴き合い、深く考える確かな学びを積み重ねることができました。これらの取組は、仲間との絆を深め、それぞれの成長につながったことと思います。進む道は違っても、これからも東部中学校の仲間を大切にするとともに、これまでの経験で得た力を生かし、皆で新しい時代を築いてほしいと思います。卒業にあたり、「聴く・叶える・創る」の三つの言葉を体現した人物として二人の偉人を紹介します。一人目は、スティーブ・ジョブズです。彼は、多くの人たちとともに、理想の社会を思い描き、夢を追い求める中で、携帯電話、音楽、カメラ、地図、インターネットなどの機能を統合した、スマートフォンという分野を創り出し、世界中の人々のライフスタイルを変えるという偉業を成し遂げました。しかし、彼は、そこに至るまでに、自ら立ち上げた会社を追われるなど、数々の挫折を経験しています。スティーブ・ジョブズは、「点と点は、後からしかつながらない」という言葉を残しています。日々の生活の中で、うまくいかないこと、報われない努力、遠回りだと思えることがあるかもしれません。しかし、人生で経験する一つ一つの出来事や努力、つまり「点」は、必ず後からつながり、確かな線となって、自分の未来を創り上げていくと語っています。皆さんが流した汗や涙、悩みや迷いも、すべてが自分を創る大切な「点」となります。だからこそ、日々、最善を尽くすことで、「点」を積み重ね、そして、「点」をつなぎ合わせ、輝かしい未来を築いてくれることを願っています。二人目は、十七歳にして、ノーベル平和賞を受賞した、マララ・ユスフザイです。彼女は、パキスタンに生まれ、女子が教育を受ける権利を奪われそうになった時に、「すべての子どもに教育を」と命を懸けて訴えました。マララは、国際連合の演説で、「一人の子ども、一冊の本、一本のペンが世界を変えることができる」と語っています。世界の理不尽な現状に目を背けず、年齢や性別にとらわれることなく、自分の考えを行動に移し、言葉によって世界を変えていったのです。自分の思いを大切に、新たな一歩を踏み出すことで、新しい社会を創ることができることを教えてくれます。さて、本日は、春日井市長様を始め、たくさんのご来賓の皆様が、お祝いに来てくださいました。町内会の皆様、地域をよりよくするために尽力していただいている皆様、教育後援会や育成会の皆様、その他にもたくさんの方々のお力添えがあって、卒業の日を迎えることができました。このような方々への感謝の気持ちを忘れず、今度は皆さんが地域のために力を発揮してくれることを願っています。保護者の皆様。お子様のご卒業、誠におめでとうございます。これまで、多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。今日こうして卒業を迎えますが、これからも地域と学校が手を取り合い、地域に住むすべての子どもたちを、皆で温かく見守っていければと思います。これからもよろしくお願いいたします。結びに。東部中学校開校から七十八年間で、皆さんも含め、二万四千三十七人の人たちが、この東部中学校を卒業していくことになります。どうか皆さん、東部中学校の校訓「最善を盡くせ」、校章「しのざさ」、この二つに込められた思いを忘れず、一歩一歩、成長してくれることを願っています。東部中学校の先生たちは、皆さんのことをこれからも応援し続けていきます。 令和八年三月六日 春日井市立東部中学校長
