学校日記

8月17日 ハインリッヒ・エドムント・ナウマンが来日

公開日
2013/08/17
更新日
2013/08/17

お知らせ

 名前を読んでピン!ときた人はいますか。6年生はみんなピン!ときましたね。
 1875(明治8)年8月17日、ドイツ人のハインリッヒ・エドムント・ナウマンが来日しました。ナウマンは地質学者で、日本の近代地質学の基礎を築きました。

 幕末から明治にかけての日本は、鎖国によって遅れていた分野の発展を目的として、欧米の先進技術や学問、制度を輸入するために、多くの外国人を招きました。ナウマンもそのうちの一人です。4年生が木曽三川改修工事で学習するヨハネス・デレーケも同じです。

 ナウマンは日本中を一万キロも歩き回り、日本初の本格的な地質図を作成しました。日本には伊能忠敬が作った素晴らしい地図がありましたが、海岸線は正確でしたが等高線など地形図に必要なデータがありませんでした。
 調査の中で、「フォッサマグナ(大きな溝)」や後に自分の名前がつけられることになる「ナウマンゾウ」の化石を発見しました。日本地図を眺めていると、「あれっ、ずっとみぞが続いていて、日本列島が切れている」ように見えるところがあります。それを上空からではなくて、せっせと歩いて集めた資料から発見したのです。
 ちなみに、正倉院にナウマンゾウの歯の化石が収められているそうです。

 日本の歴史は、2度の大転換期があります。
 ひとつは、幕末から明治にかけて。明治維新です。
 もうひとつは、第2次世界大戦が終わった時。戦後日本です。

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 (画像はウィキペディアよりお借りしました)