学校日記

草抜きをしていて思うこと

公開日
2013/08/15
更新日
2013/08/15

お知らせ

 花屋で買ってきた草花の苗には、水や肥料をやり、毎日目や手をかけているのに、連日の暑さでグッタリとしています。一方「雑草」という呼び名でひとくくりにしている草の生育ぶりには驚かされます。ほったらかしていても、はえなくていいところに元気に青々としています。

 「夏草や つわものどもが 夢のあと」

 草花の苗を守るために雑草を抜きます。放っておくと雑草に埋もれてしまいます。ひなたでの草抜きは、数分もたたないうちに汗がにじみ出てきます。木陰はずっと楽ですが、ヤブ蚊が寄ってきます。そのうちに近くでセミが合唱し始めます。暑い・かゆい・うるさいの三重苦です。

 「しずかさや 岩にしみいる 蝉の声」

 さて、右上の雑草の写真ですが、この草の名前を知っていますか。
 子どもたちは「ボンド草」と呼んでいます。わけを聞くと、ちぎると切り口からボンドのような白くてネバネバしたものが出てくるからだそうです。実際出てきます。面白い名付け方だなと感心します。
 ボンド草の本名(正式名)は、コニシキソウ(トウダイグサ科)です。白い液体は毒性は弱いが、肌がかゆくなることがあるそうなので、さわったらよく洗いましょう。NHKのインターネット向け番組に、コニシキソウとアリの関係をあらわした面白い番組があるので、見てみて下さい。グーグルで「アリと生きるコニシキソウ」と検索すると見つかります。

 ところで、「酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤(さくさんビニルじゅしエマルジョンせっちゃくざい)」って聞いたことありますか。中学生の兄弟がいると知っているかもしれませんね。みなさんが普通「木工ボンド」と呼んでいる接着剤の正式名です。中学校の技術科のテストで出るらしいですよ。