学校日記

8月13日 八木アンテナの特許を取得

公開日
2013/08/13
更新日
2013/08/13

お知らせ

 写真のようなものを見たことがありますか。魚の骨みたいですね。これはアンテナといって、昔はどこの家の屋根にも立っていました。これがないとテレビが見られなかったからです。テレビが地上デジタル放送になると、姿を消してしまいました。
 1926(昭和元)年8月13日、東北大学の八木秀次教授は自分が開発したアンテナの特許を取りました。このアンテナ技術は、このあと起きる戦争に生かされてしまいます。アメリカやヨーロッパの軍隊は八木アンテナの技術を利用して、レーダーの性能を飛躍的に向上させます。しかし、日本では重要な発明とみなされていませんでした。
 1942年に日本軍がイギリス軍の「レーダーに関する書類」を押収した時、書類の中の“YAGI(やぎ)”という単語の意味が分かりませんでした。意味を知ろうと、イギリス兵捕虜に質問したところ「あなたは、本当にその言葉を知らないのか。YAGIとは、このアンテナを発明した日本人の名前だ。」と教えられてビックリしたという逸話が残っています。
 歴史上、素晴らしい発見や発明をした日本人技術者・研究者が数多くいます。あなたもぜひその後を継いで下さい。(画像はウィキペディアよりお借りしました)