スーパームーンで皆既月食
- 公開日
- 2021/05/24
- 更新日
- 2021/05/24
お知らせ
明後日5月26日(水)は、満月が地球の影にすっぽりと隠れ、赤銅色(しゃくどういろ)に光る「皆既月食」が見られます。また、この日は1年で一番大きな月「スーパームーン」です。
地球を回る月の軌道は楕円形のため、軌道上のどこで満月になるかによって、満月の大きさが変わります。1年のうちで地球と月が最も近い満月は「スーパームーン」、逆に最も遠い満月は「ミニマムムーン」と呼ばれています。
日本でスーパームーンで皆既月食になるのは2015年9月以来、6年ぶりです。
皆既月食の時間帯ですが、18時44分に満月が地球の影に入って月が欠けはじめ、部分月食が起こります。この時点ではまだ月が出ていないので、一部欠けた状態の月が昇ってくる「月出帯食(げっしゅつたいしょく)」となります。その後、月が高く昇るにつれて地球の影に覆われ、暗い部分が広がっていきます。皆既月食の始まりは20時09分。月食の最大は20時19分で、部分月食の開始から約1時間半後に月全体が地球の影に入り皆既月食になります。皆既月食の終わりは20時28分なので皆既月食の状態は19分。赤みを帯びた神秘的な満月が見られます。皆既月食が終了すると、月は次第に明るさを増し21時52分には部分月食も終了、明るい満月が南東の空に輝きます。
次回、スーパームーンで皆既月食となるのは、12年後の2033年10月8日なので、是非今年最大の天体ショーを楽しみたいですね。
下の写真は名古屋市科学館HPより