今日・3月11日は「東日本大震災」のあった日です。

　2011年（平成23）年3月11日午後2時46分、東北沖の海底を震源にしたマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、死者・行方不明者が2万人を超える大災害となってしまいました。特に海沿いの地域で発生した津波は地震の恐ろしさをまざまざと見せつけることとなりました。原子力発電所の事故もあり、東北地方の方を中心とした多くの方に、今なお深い後遺症を残す大きな震災となりました。

　あれから10年…平穏を取り戻した部分もあれば、今なお震災の影響でたいへんな思いをしている方もいらっしゃいます。
　私たちにできることは、あの日のことを忘れない・風化させないように、いつまでも記憶にとどめることと、地震などの自然災害に対し警戒する気持ちを忘れないようにすることだと感じます。同時に、子どもたちの命を預かる学校として、いのちを守ることを最優先にした学校運営をしていかねばならない…と私としては強く感じます。

　今日は午後に黙祷の時間を設け、子どもたちとともに鎮魂の時を過ごします。子どもたちは「あっ、日本の旗が出てる！」と言いながら登校した子もいましたが、半旗（弔旗）になっていることに言及した子はあまりいませんでした。これは地震で亡くなった方が安らかに眠れますように…という気持ちを表す旗なんだよと説明しましたが、趣旨もしっかり説明して、祈りをささげたいと思います。