３月６日（水）、今日の給食献立は、「発芽玄米ごはん・牛乳・三州煮・信田のごまみそかけ・いちご・『いかなごのつくだ煮』」でした。
　今日は、いかなごのつくだ煮がついていました。つくだ煮とは、魚や海そうなどを砂糖としょうゆであまからく煮た料理です。昔は冷蔵庫もなく、食べ物を遠くから運んでくる方法も発達していなかったので、その時期にその地域でとれるものを食べるしかありませんでした。そのため、昔の人は長い期間食べられるように、様々な保存食を生み出しました。その中の一つがつくだ煮で、白いご飯をおいしく食べることができる日本の誇れる食文化ともいえます。
　瀬戸内海に囲まれた兵庫県の淡路島では、春にとれたいかなごを、さとうやしょうゆで水分がなくなるまで煮こみます。できあがると、茶色く曲がったさびたくぎに見えることから、「いかなごのくぎ煮」という名前の郷土料理として、親しまれています。温かいご飯に、いかなごのつくだ煮をのせて、伝統の味をおいしくいただきました。