１１月２６日（木）、今日の給食献立は、「ごはん・牛乳・『みそおでん』・からふとししゃもフライ・きゅうり漬け・ミックスナッツ・卓上ソース」でした。
　「みそおでん」は、愛知県の郷土料理です。「おでん」の名前の由来は、とうふなどにみそをぬって焼く「田楽(でんがく)」の「でん」に「お」を付けたのが始まりといわれています。おでんの味付けは、地域によってちがいます。大阪や京都は、昆布とかつお節のだしに濃口しょうゆ、また東京や静岡は、昆布だしに薄口しょうゆを使った薄味のおでんです。そして、愛知県では、豆みそを使ったみそ味のおでんがあります。
　昔から大豆の生産がさかんだった愛知県では、豆みそが作られるようになり、いろいろな料理に使われるようになりました。豆みそは、大豆(だいず)と塩のみから作られたみそで、色が濃く、濃厚な味が特徴です。みそは煮込むと味が落ちますが、豆みそは煮込めば煮込むほどおいしくなる不思議なみそで、おでんなどの煮込み料理によく合います。今日の給食は、豆みそをじっくり煮込んた「みそおでん」で、しっかりと味がしみこんだおでんでした。