学校日記

朝会 その2

公開日
2014/12/05
更新日
2014/12/05

学校のできごと

 12月4日(木)、朝会で次のような話をしました。

 はじめに3つの詩を読むので、聞いてください。

  『なんで・・・』 (小4男子)

   なんで いじめられるの
   せが小さいだけで
   「チビ女」「チビ男」って言われちゃう
   小さくてもいいことあるのに

   なんで いじめらるの
   体が不自由なだけで
   「おかしい」「変な人」って言われちゃう

   なんでいじめられるの
   勉強が苦手なだけで
   「バカ」「アオ」って言われちゃう
   人には苦手なことがあるのに

   いじめられてもいじめを見ても
   心がきずつく
   いじめた人に
   心のきずは見えないの

  『いじめをされる』(小6女子)
  『いじめ』    (小4女子)

12月4日から10日までは、「人権週間」です。「人権」とは、何でしょうか。難しい言葉のような気がしますが、人権とは、「自分も他の人も大切にし合うこと」です。自分を大切にするのと同じように、人にも優しく思いやりを持って接することです。けっして、友達を無視する、悪口を言う、いじめるとか、あってはならないことです。
 「いじめ」は、相手の体をこわしていきます。人には、イヌの脳、ネコの脳、ヘビの脳という3つの働きがあります。イヌやネコの脳は、喜んだり悲しんだりといった気持ちを出すはたらきをする脳です。ヘビの脳は、人間の脳の一番根っこの部分にあります。この部分は、食べることや呼吸をすることなど、生きていく上で大切なはたらきをする脳です。いじめ続けられると、「ヘビの脳」がこわされていき、食べたり呼吸をしたりする力が弱くなり、生きようとする気持ちをうばってしまうことになります。
 いじめをしない人、いじめを見つけた時にだれかに言える人になってください。最後に、みなさんに「おとなしい巨人」という詩を送ります。この詩を読んでいると、アニメ「ONE PIECE」に出てくるチョッパーを思い浮かべます。悲しい過去を乗り越えたチョッパーは、周りの人の心を温かくしてくれます。そんな人になりたいと思っています。

 「おとなしい巨人」 谷川俊太郎

  ぼくはおとなしい巨人になりたい
  あいつが来たら突っ立って
  あいつの前にただ突っ立って
  黙って山を眺める

  カラダはチビでも弱くても
  ココロは大きく強くなれる
  ココロの巨人の相手は自分
  自分に負けない巨人になりたい