重陽の節句(9月9日)
- 公開日
- 2025/09/09
- 更新日
- 2025/09/09
校長室より
今日・9月9日は「重陽の節句(ちょうようのせっく)」です。
重陽の節句…と言っても、現代の日本の中ではあまり聞かないワードかもしれません。
3月3日の「桃の節句」や5月5日の「端午の節句」は有名です。ひなまつりの3月3日や「こどもの日」である5月5日はお祝いをするイメージがありますが、9月9日に何かイベントを…というのは現代の日本ではあまりないのが原因かと思われます。
しかし9月9日は、古来からおめでたい縁起が良い日とされています。昔の中国では奇数が縁起の良い数(陽数)と考えられてきました。陽数の中でも(一桁では)最も大きい9が重なる9月9日は最も縁起が良い(重陽)と考えられてきました。中国から伝わったこの考えは日本でも広まり、古くは飛鳥時代から宴が開かれたようですし、江戸時代には「五節句」の一つとして重陽の節句が江戸幕府の中でも、そして庶民の間でもお祝いしていたとの記録があります。
この時期に咲く菊の花に由来して「菊の節句」とも呼ばれることがある重陽の節句ですが、繰り返しになりますが現代ではあまり話題になることはありません。でも…せっかくですから学校内に咲くキク科のマリーゴールドの写真をあげながら、重陽の節句の記事をホームページにあげてみました。