もうすぐ梅雨入り
- 公開日
- 2013/05/28
- 更新日
- 2013/05/28
玉川小の自然
先週までと違って、今日はどんよりとした天気で今週中にはこの地方も梅雨入りしそうですね。
梅雨に一番似合う花は、やはりアジサイ(紫陽花)ですね。アジサイの花言葉は「移り気」だそうです。
ちょっと理科の勉強です。
アジサイの色は赤や青がありますがどうして違った色が出るのか調べてみました。
※アジサイの場合は、花の色はどの色であっても色素は、同じアントシアニンです。全く同じ種類のアントシアニンが、濃い赤色を出したり、淡い青色を出したりしていま す。もう少し、きちんといいますと、アントシアニンと補助色素とアルミニウムの三者の関係で花の色が決まってくるのです。
アントシアニンは アジサイの花の中に含まれている色素です。
補助色素は花に色がつき始めるにしたがって花の中で合成される色素です。
もう一つのアルミニウムだけは アジサイの中で作られるのではなく、根から吸収されて外界からアジサイの中に入ってくる金属元素です。
ここにアジサイの色の秘密が隠されています。
アルミニウムが吸収されると花は青くなり、アルミニウムが吸収されないと花は赤くなるのです。
同じ株でも赤や青が出るのもあります。
同じ株なら同じ土壌にありますから、花の色はすべては同じ色になりそうですね。しかし、同じ株にもたくさんの根があり、ある根はアルミニウムを吸収しやすい場所にあり、別の根の先はアルミニウムを吸収しにくい場所にあるとします。すると、同じ株でも、前者の根から養分を吸い上げている花は青色になりますが後者の場合は赤色の花を付けることになります。紫色のアジサイは、青色と赤色の中間といえるでしょう。
写真は、同じ株で赤と青の花をつけた正門横のアジサイです。