1月7日 今日は、『七草粥(ななくさがゆ)』
- 公開日
- 2019/01/07
- 更新日
- 2019/01/07
学校の窓
1月7日(月)、今日は、『七草粥(ななくさがゆ)』です。「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」、春の七草の名前です。ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのことです。この七草をお粥(かゆ)にして1月7日に食べる『七草粥』の習慣は、江戸時代に広まったそうです。
七草粥を食べる1月7日は、江戸幕府が定めた五節句の一つである「人日(じんじつ)の節句」です。五節句とは、「1月7日『人日の節句』」「3月3日上巳(じょうし)の節句」「5月5日端午(たんご)の節句」「7月7日七夕(しちせき)の節句」「9月9日重陽(ちょうよう)の節句」です。今でも節句ごとに習わしが残り、人日の節句には、「七草粥を食べる」という風習があります。七草には以下のように、それぞれに意味と効果があり、七草粥は、飲んだり食べたりで疲れている正月明けの胃腸にもやさしい食べ物です。
○セリ 「競(せ)り勝つ」
解熱効果や胃を丈夫にする効果、整腸作用、利尿作用、食欲増進
○ナズナ 「撫(な)でて汚れを除く」
別名ぺんぺん草。利尿作用や解毒作用、止血作用
○ゴギョウ 「仏体」
ハハコグサのこと。痰や咳、のどの痛みに効果
○ハコベラ 「反映がはびこる」
ハコベとも呼ばれる。腹痛、胃炎、歯槽膿漏に効果
○ホトケノザ 「仏の安座」
胃を健康にし、食欲増進、歯痛に効果
○スズナ 「神を呼ぶ鈴」
カブのこと。胃腸を整えて消化を促進
○スズシロ 「汚れのない清白」
ダイコンのこと。風邪予防や美肌効果