学校日記

5月15日 今日の給食は、『国清汁(こくしょうじる)』

公開日
2018/05/15
更新日
2018/05/15

学校の窓

 5月15日(火)、今日の給食献立は、「発芽玄米ごはん・牛乳・『国清汁』・宗田かつおのおかか煮・きゅうりのたくあんあえ・プルーン」でした。
 『国清汁』は、静岡県伊豆韮山(にらやま)にある国清寺(こくせいじ)のおしょうさんが、600年前に考えた静岡県の郷土料理です。建長寺で作られた「けんちんじる」がもとになっており、野菜をごま油でいためて作るみそ味の汁(しる)です。
 また、「そうだかつおのおかか煮」の「おかか」は、かつおぶしのことで、かつおをかつおで煮た献立です。かつおは、春と秋で違う呼び方をします。春先に穫れるかつおのことを「初がつお」と呼び、秋に穫れるかつおを「もどりがつお」と呼びます。なぜ、呼び名が違うかというと、かつおはエサを追いかけて海を泳ぎ回るため、穫れる季節や場所が変わるからです。かつおは泳ぐのをやめると、水の中に沈んでしまうので、泳ぎ続けなければなりません。泳ぎ続けるためには、たくさんの酸素が必要です。そこで、かつおは、たくさんの水とともに酸素を取りこむため、口を開けたまま泳いで、えらに水を取りこんでいます。水族館へ行った時には、かつおが泳いでいる姿をよーく見てみてくださいね。
 ところで、かつおに含まれる栄養素が何か知っていますか。赤の食べ物のグループである、体を作るもとになるたんぱく質がたっぷり含まれています。また、血を作る材料である鉄という栄養素も多く含まれています。