3月5日 今日の給食は、『いかなごのくぎ煮』
- 公開日
- 2018/03/05
- 更新日
- 2018/03/05
学校の窓
3月5日(月)、今日の給食献立は、「麦ごはん・牛乳・里芋と大根の煮物・ひじきのうま煮・『いかなごのくぎ煮』」でした。
みなさんの家庭では、つくだ煮を食べますか。つくだ煮とは、魚や海そうなどを「さとう」や「しょうゆ」などであまからく煮た料理です。今は、季節に関係なく、いろいろな野菜や果物、魚などが食べられます。しかし、昔は冷ぞう庫がなく、食べ物を遠くから運んでくる方法も発達していなかったので、その時期にその地域でとれるものを食べていました。そのため、昔の人は、しばらくの間食べられるように、様々な保存食を考えました。その中の一つがつくだ煮で、白いごはんをおいしく食べることができる日本の食文化ともいえます。
いかなごは、「春をつげる魚」です。瀬戸内海に囲まれた兵庫県の淡路島では、その日にとれたいかなごを、新鮮なうちに、さとうやしょうゆで水分がなくなるまで煮て作ります。できあがると、茶色く曲がったさびたくぎに見えることから、「いかなごのくぎ煮」という名前の郷土料理として、親しまれています。