学校日記

5月23日 今日の給食は、『飛鳥汁(あすかじる)』

公開日
2016/05/23
更新日
2016/05/23

学校の窓

 5月23日(月)、今日の給食献立は、「麦ごはん・牛乳・『あすか汁』・まぐろの甘辛煮・きざみたくあん・手巻きのり」でした。
 『飛鳥汁(あすかじる)』は、奈良県の飛鳥(あすか)地方に昔から伝わる料理で、具がたくさん入ったみそ汁に、牛乳を加えて作ります。飛鳥汁の歴史はたいへん古く、今から1300年前ごろには食べられていたと言われています。そのころの日本では、肉料理を食べる習慣があり、牛乳も飲まれていました。また、宮廷へのおくりものの中にも牛乳があり、飛鳥汁が飲まれていたようです。しかし、仏教が伝わって、肉を食べることが禁止され、牛乳も飲めなくなってしまい、だんだんとすたれてしまいました。現在では、奈良県に昔から伝わる郷土料理として、給食などに登場しています。
 今日の飛鳥汁は、だいこん、はくさい、にんじん、みずな、ねぎなどの野菜や、とり肉・とうふなどの具材が入っています。