学校日記

8月23日(月曜)教頭と確認する学習内容 時計とカレンダーの位取り4

公開日
2021/08/23
更新日
2021/08/23

お知らせ

 もう1つのメジャーな位取りが10進法です。これは人の指の数というのが有力です。今では位取りの基本中の基本であり、数字と言えば、特に断らなければこの10進法であることは周知の事実です。きっと、昔の人は指を折って数を数えたのでしょう。

 手の指の数=10本

 そして、この10と、前回に取り上げた12の最小公倍数が60となります。60進法は身近なものとは言いがたいのですが、実は、角度と密接な関係があるのです。

    1周=60分 1周=360度 

 と、一見、関係ないように見えます。しかし、小学校ではなかなか教えないのですが、1度以下の角度は、次のようになっているのです。

        1度 =60分=3600秒 (1分=60秒)

 どこかで見た関係ですよね。そうなんです。実は、

        1時間=60分=3600秒 (1分=60秒)

 と、「分」「秒」の単位が角度と時間で共通しているのです。

 60進法は、紀元前2000年頃にバビロニアの人々がさまざまな計算に用いていたことがわかっています。それを、紀元前2世紀の古代ギリシアの人々が受け継ぎました。
 1日を等しく24時間に分けることを提案したのは、古代ギリシアの天文学者ヒッパルコスであり、彼を含めて古代ギリシアの天文学者たちは、天文学の計算に60進法を用いていたのです。それが時計に使われたということになるわけです。


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