12月22日(火曜) なぜ子どものお金に気をつけなければならないか?
- 公開日
- 2020/12/22
- 更新日
- 2020/12/22
行事・生活
もうすぐ冬休み。冬休みは長いお休みというだけでなく、
クリスマス・年末・正月と続き、プレゼントやお年玉など
ふだんにないお金の動きがある時期でもあります。
親の把握しているものを心配しているわけではありません。
保護者が渡しているものはふさわしいものとして与えていると思います。
心配なのは、親の目の届かないお金等のやりとりです。
中学校の社会科でも金融については学びます。
しかし、それは知識としてのお金の動きです。
金融(業)でもっとも難しいのは債権(貸したお金)の回収です。
貸したお金を回収するのはプロでも大変です。
だからドラマや映画でもよく登場するのです。
それらのことはあまりに生々しいためか授業で教える先生は少ないことでしょう。ですからそれらのことを授業で教えてもらったという人はあまりいないかもしれません。
お金を貸すことは誰でもできます。お金さえあれば誰でもできるのです。
しかし、それを返してもらうことはひょっとしたらできないかもしれません。
だからこそ債権の回収ができる者だけが金融業を営むことができ、
しかも、その手段が正当であるように免許制が定められているのです。
それほどにお金の貸し借りや経済活動は難しいのです。
保護者の方であればそれは当たり前のことと思いますが、
社会経験の少ない子どもはわかっていないのではないでしょうか。
お金のやりとりは、基本的には子ども同士でも同じです。
貸すのは簡単ですが、返してもらうのは大変です。
ましてや、明確な契約をしているわけではなく、
あいまいな口約束ならなおさらです。
貸した、借りてない、もらったなどというやり取りが出たら
結局、トラブルになって大人が入って解決に入るしかありません。
そういったことがないように、子どもにはお金のやりとりはしないこと、
もし、トラブルになったらすぐに親に言うこと、
あいまいな約束でお金を貸したり借りたりすると自分がつらい思いをすることなど、日頃から話をしてあげてください。