つながり その2
- 公開日
- 2014/06/03
- 更新日
- 2014/06/03
校長室から
先週の6年生出前授業は国際理解がテーマであった。適任の青年がいたので紹介した。海外青年協力隊での活動経験があり、前任校で3学期だけの短い期間だったが、急遽講師を依頼して任用させていただいた縁で、今回の要請となった。海外での活動先はマーシャル諸島共和国。南の国、たくさんの環礁からなる国である。その南の島国で2年半あまり現地の小学校で現地の子どもたちとともに過ごしたという。6年生での授業は前任校でも見せていただいており、さらに他地域での講演経験も持つ。わずか45分の授業で子どもたちの心を掴み、予定外に放課の運動場や給食の時間もともにしていただいた。担任が驚嘆するのも頷ける。子どもたちの心を掴む力は本務教員を凌駕する。前任校では1年生を担任していただいたが、チビちゃんたちも6年生も関係なく虜にしていた。前任校の職員のご子息であり、他市で我が愚息といっしょに講師として勤務してたなど、彼とのつながりは不思議なくらいである。
南の島での生活を経験したことのある私としては、彼の話は青春時代を思い浮かべるのに十分な要素があった。もっとマーシャルの話を聴きたかったが、来月にはマーシャルに飛んで、今度はサラリーマンとして勤務する予定だそうだ。いつかは戻って教員を目指すというが、一日も早くそうなって欲しいと願うばかり。”ヤコエ”である。