学校日記

落語

公開日
2014/05/29
更新日
2014/05/29

校長室から

 読書週間が始まり、ボランティアのお母さん方による読み聞かせも始まっています。1年生のあるクラスの読み聞かせを覗かせてもらいました。その中で「おさがり」と「ふすま」という言葉が子どもたちにはすぐに通じず、活動終了後の反省会(?)で話題にさせていただきました。日本の文化の継承という話に進んだときに別のお母さんから読み聞かせに使われた本を紹介していただきました。「えほん寄席」という子ども向けの落語の本でした。子どもたちも結構食い付いてきたとのことでした。
 落語といえば小牧市の中学校の校長先生が世話人になられている「小牧落語を聴く会」という組織があります。先月の会に初めて参加させていただきました。気楽に本物に触れることができる雰囲気の中で久しぶりに噺を聴きました。
 映像・音響・電磁波が飛び交う現代において生身の人間一人の話術によってたくさんの人を楽しませる落語は、どんな時代になろうと「伝える」ことの原点のように思います。いくらICTが発達しようとも、人の言葉によって伝える力がないと機械や設備も生かせません。日々の授業においても然りです。先生方にも落語をゆっくりと聴いて欲しいなと思います。
 「小牧落語を聴く会」は、来月14日(土)にも開かれます。また、「えほん寄席」はシリーズ化されており、早速入手しようと思っています。