学校日記

開校150周年記念式典 校長式辞

公開日
2025/10/30
更新日
2025/10/30

行事・その他

保護者の皆様、地域の皆様
 日頃は本校の教育活動にご支援、ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
 本日、春日井小学校開校150周年式典を無事終えることができました。
 今後とも、お力添えをお願いいたします。
 以下は式辞の一部です。

 秋の深まりを感じる、すがすがしい好日となりました。本日ここに、春日井市立春日井小学校開校150周年の記念式典を挙行いたしましたところ、大変ご多用の中、春日井市長様、春日井市議会議長様を始め、多数のご来賓の皆様にご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、本校は明治6年、中町の正念寺に設立された「春日井原義校隆旺学校」を前身とし、明治8年、ここ宮町に「第52番小学春日井原隆旺学校」として開校いたしました。その後、「春日井原学校」「尋常小学春日井学校」「春日井国民学校」など、時代と共に校名を変え、昭和22年に現在の「春日井小学校」となりました。
 150年という長きにわたり、地域に根差し、幾多の変遷を経てきた、歴史と伝統ある本校の節目に、校長として立ち会えましたことは、この上ない喜びです。
 昨年度の就任以来、私は昭和50年に作成された100周年の記念誌『春日井小学校百年の歩み』を拝読し、明治から昭和に至る先人たちの並々ならぬご苦労と、それを支えてこられた保護者・地域の皆様の熱い思いを改めて深く胸に刻みました。
 それからの50年間、時代は昭和から平成、令和と流れました。変化の激しい現代、予測困難な未来を力強く生き抜くために、子どもたちには、互いに認め合い、自ら考え、学び続ける力を育むことが重要と考えています。教職員一同、先人の志を受け継ぎ、「子どもの未来を切り拓く教育」に全力で取り組んでまいる所存でございます。
 現在、本校区内では土地区画整理事業が進められ、名鉄春日井駅の駅舎改良工事も行われています。古き良き町並みと新しい快適な街づくりが調和し、発展を続けるこの街の主役となるのが、ここに集う児童の皆さんです。春日井小学校で得た学びと、友との絆を大切にし、立派な大人へと成長することを願っています。そして、50年後の200周年に向け、この春日井小学校と地域を、皆さんの手でさらに明るく、活気あるものとして盛り上げていってほしいと期待しています。
 結びとなりますが、日頃より本校の教育活動に対し、PTA会長様を始め、保護者、地域の皆様から多大なるご理解と温かいご支援を賜っておりますことに、重ねて心より感謝申し上げます。
 今後とも、春日井小学校並びに児童、教職員への変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
 令和7年10月30日 春日井市立春日井小学校長 篠原 秀麿