<校長室の窓> カーリングの本橋麻里選手から学ぶ
- 公開日
- 2018/02/26
- 更新日
- 2018/02/26
勝川小学校
勝川小学校 高学年の皆さんへ
平昌オリンピック・カーリング女子は、
日本代表が、カーリング史上初となる銅メダルを獲得しました。
そのメダル獲得の裏にあったのは、
キャプテンの本橋麻里(もとはしまり)選手(31)の努力でした。
今回のチーム「LS北見」は、
8年前に本橋選手が、ふるさとで「ゼロ」から作り上げたチームです。
しかし、このオリンピックで、
本橋選手が、試合に出ることはありませんでした。
彼女の役割は、リザーブ。
試合のないときでも、1人で夜中まで、
氷の状態やストーンの細かい特徴をチェックしたり、
各国チームとの試合の「戦術」を考えました。
話題になった、あの「おやつタイム」のイチゴやバナナやリンゴも、
みんな、彼女が用意したものです。
彼女も、試合に出たかったに違いないと、私は思います。
でも、彼女は、自分を殺し、
あくまでも「裏方(うらかた)」に徹(てっ)しました。
試合中は、「コーチボックス」で試合を分析し、
他の選手に助言を与えました。
そんな本橋選手の思いを背(せ)に、他の若い4人は試合に臨みました。
吉田夕梨花選手は、
「わたしのリードの2投は、
マリちゃん(本橋選手)と作っているような2投」と話しています。
鈴木夕湖(ゆうみ)選手は、
「みんなの精神的支えになってくれて、
本当にチームのことを見ている」と話しています。
吉田知那美選手は、
「コーチボックスから一緒に、(本橋選手が)
1投1投投げていてくれているのを、全員がわかっていた」
と話しています。
藤澤選手は、
「氷の上に乗ってなくても、マリちゃんの力は、
チームで戦う上で、力になっている」と話しています。
本橋選手は、
「全員でサポートし合ってのチーム戦だと思っていますし、
それができたチームがメダルを獲得していく」と話しています。
そして、
「いい仲間と、世界中のカーラーとプレーできて感無量です」
と話しました。
私は、本橋選手を見て、東井義雄先生の次の言葉を思い出しました。
見えないところで
見られることを 期待せず
ひたすら はたらいている 根
それに支えられ 養われて
天にそびえる 大樹あり
花が 花咲き
実が 実を結ぶ
※本橋選手の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像 一番右が本橋選手)