<校長室の窓> 坪田信貴氏から学ぶ
- 公開日
- 2018/02/23
- 更新日
- 2018/02/23
勝川小学校
保護者の皆様へ
今日は、坪田信貴(くぼたのぶたか)氏をご紹介をさせていただきます。
坪田氏は、坪田塾の塾長です。
これまで、1,300人以上の生徒を個別指導し、
心理学を駆使した学習法により、
多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評があります。
「受験だけでなく人生を成功させねば意味が無い」というモットーから、
教え子とは、一生の交流になり、結婚式に呼ばれることも多いそうです。
また、経営者として、全国の上場企業の社員研修や講演会に招かれ、
これまで13万人が参加しています。
彼の著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて慶応大学に
現役合格した話』は、120万部のベストセラーになりました。
また、有村架純主演の映画『ビリギャル』も、
観客動員数220万人を超える大ヒットとなりました。
先日、名古屋で坪田氏の講演を聴く機会がありました。
その講演の中で、最も印象に残った言葉をご紹介します。
ビリギャルから偏差値を40上げて、
一般入試で慶応大学に合格したさやかさんについて、
「さやかさんって、素直な子だったんですよね…。」
と、よく聞かれます。
私は、いつも、「その通りです。とても素直な子でした。」と答えます。
その後で、いつも、
「誰に対しても素直というわけではありませんでした。」
「高校の先生やお父さんには、とても反抗的な態度でした。」
「素直だったのは、お母さんと私に対してだけです。」
とつけ加えます。
人は、自分のことを、
「理解してくれる人」「理解しようと努力してくれる人」には、
心を開いて、素直になるのです。
「Being」の関係性を重視すべきです。
「Being」とは、存在の評価です。
「あなたがいてくれるだけで、私は幸せ!」(存在の評価)
というメッセージを、親は子どもに、常に発信し続けるべきです。
子どもたちは、学校や社会で、
「Doing」(行為に対する評価)
「Having」(地位に関する評価)を受けています。
だからこそ、「Being」(存在の評価)が、
家庭では絶対に必要なのです。
そして、次のことを心がけましょう!
■「良いところさがし」「良いところだし」に努めましょう。
■減点主義ではなく、加点主義にしましょう。
■結果主義ではなく、プロセス重視にしましょう。
■失敗を許容しましょう。(失敗は「未成功」という考え方で!)
■感謝の伝達をしましょう。(子どもに「ありがとう」と言おう!)
いかでしょうか。
釈迦に説法をお許しください。
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(写真出典 Yahoo!画像)