学校日記

<校長室の窓> 伊藤有希選手に学ぶ!

公開日
2018/02/13
更新日
2018/02/13

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

平昌オリンピック第4日(2月12日)の
ノルディックスキー・ジャンプ女子で、
高梨沙羅選手(21)が銅メダルを獲得しました。
女子のジャンプでは初のメダルです。

高梨選手が大切にしている言葉は、「信」という一文字です。
「人に言う」と書いて「信じる」。
「はっきりと人に言うことで、自分の力が引き出せる!」というのが、
彼女の考え方です。まさに「公言実行」ですね!
苦戦が続いた昨季、何度問われても「目標は金メダル」と公言しました。
頂点には、惜しくも届きませんでしたが、
4年前の自分(ソチオリンピック)は乗りこえました。
本当に素晴らしいアスリートだと思います。

高梨選手のメダルが確定すると、真っ先に駆け寄りって祝福したのは、
チームメートでライバルの伊藤有希選手(23)でした。
「4年前、沙羅ちゃんもすごく苦しい思いをして、
 この4年間過ごしてきたのを見てきたので、
 メダルを取れてよかった…。」

と祝福し、労をねぎらったのです。
私は、彼女のこの行動に、深く感動しました。

伊藤選手は、エースの高梨選手とともに「日本の二枚看板」と期待され、
世界選手権では、高梨選手を上回る成績を残していました。
伊藤選手というライバルとの切磋琢磨があったからこそ、
高梨選手の銅メダルがあるのです。

伊藤選手自身は、平昌オリンピンクでは、
ソチオリンピックの7位から順位を落とし、
「4年前より悔しいです」と涙を流しました。

しかし、その涙を乗り越えて、
チームメートでライバルの高梨選手の銅メダルを、
誰よりも祝福したのです。
なんて美しくて広い心なのでしょう!


伊藤選手の次のオリンピックでの活躍に期待したいと思います。
(写真出典 Yahoo!画像 32番が伊藤選手)