学校日記

<校長室の窓> 生きる

公開日
2018/02/02
更新日
2018/02/02

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

今日の6年生の学習発表会で、
谷川俊太郎の「生きる」という詩の群読の発表がありました。
私は、深く感動しました。
みなさんも、味わってみてください。

生きる  作 谷川俊太郎(たにがわしゅんたろう)

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽(び)がまぶしいということ
ふっと或(あ)るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒(おこ)れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬がほえるということ
いま地球がまわっているということ
いまどこかで産声(うぶごえ)があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

出典 6年生国語教科書(光村図書)
※谷川俊太郎の詳細は、ココをクリックしてください。