<校長室の窓> 母について思う
- 公開日
- 2018/01/29
- 更新日
- 2018/01/29
勝川小学校
福井県坂井市・丸岡文化財団は、共催で毎年、
一筆啓上賞「日本一短い手紙」コンクールを行っています。
第25回となる今年のテーマは、「母」でした。
詳細は、ココをクリックしてください。
その入賞作品が、昨日の毎日新聞・中日新聞に載っていましたが、
大賞を受賞した5人の作品のうち、
私は、次の3つが、とても印象に残りました。
ママへ
ママすきじゃない。だーいすき。ことより
(4才の女の子の作品)
お母さんへ
お母さん、星空で一しょになったら、二人だけの新しい星ざを作ろう。
(亡くなったお母さんへの手紙。小学4年生の男子児童の作品)
お母さん
「死にたければ一緒に死ぬよ」この一言が私の生きる支えです。
(中学2年生の女子生徒の作品)
それぞれの思いに「グッ」とくるものがありました。
以前にもこのHPでご紹介したことがありますが、
三好達治の詩に「郷愁(きょうしゅう)」という詩があります。
その一節にこんな言葉があります。
海よ、僕らの使ふ(う)文字では、お前の中に母がゐ(い)る。
そして母よ、仏蘭西人(フランス)の言葉では、あなたの中に海がある。
「海」という漢字の中には「母」という文字があります。
フランス語の母「la mère(ラ・メル)」の中に、
海「la mer(ラ・メル)」があるのです。
母は、「海のように深い愛情」で、
私たちを包んでくださっているのです。