学校日記

<校長室の窓> 張本智和(はりもとともかず)選手から学ぶ

公開日
2018/01/22
更新日
2018/01/22

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

昨日、卓球の全日本選手権(ぜんにほんせんしゅけん)が行われました。
この日、日本卓球界(たっきゅうかい)の歴史が動きました。
ヒーローは、張本智和選手(14)です。

決勝で、リオ五輪銅メダリストの水谷準選手(28)を破ったのです。
水谷選手は「絶対王者」と言われ、
過去9回も全日本選手権で優勝しています。
その水谷選手を、14歳の中学生が破ったのです。

私が感心したのは、張本選手のメンタルの強さです。
彼は、試合後、こう述べています。
「今回は実力で勝ったなって気持ちはあります。
 今でも憧(あこが)れの選手。
 相手が水谷選手だから120%を出せた。」

ふつうでしたら、絶対王者の前では緊張(きんちょう)して、
自分の力が出せません。
張本選手は、強い相手だからこそ、120%出せたというのです。
何という精神力(せいしんりょく)の強さででしょう!

彼は、負けん気が強く、成績は学年でトップクラスだそうです。
海外遠征中(かいがいえんせいちゅう)も、
学校や塾(じゅく)の課題(かだい)に励(はげ)んでいるそうです。

もう一つ、私がすごいと思うのは、
張本選手の旺盛(おうせい)な学習意欲(がくしゅういよく)です。
学ぶ姿勢(しせい)が彼を進化(しんか)させているのです。
「最後の1球。あと1分。」と言いながら、
1時間を超(こ)えることも珍(めずら)しくないそうです。

代表合宿では、他の選手が休んでいる間も、
倉嶋監督(かんとく)の個別指導(こべつしどう)を受(う)け、
サーブの種類(しゅるい)を各段(かくだん)に増(ふ)やしました。
弱点を指摘(してき)されたら、
弱点を克服(こくふく)するまで徹底的(てっていてき)に練習する!

これが、張本選手のポリーシーなのです。
見習いたいものです。

(写真出典 Yahoo!画像)