<校長室の窓> 3つのコミュニケーション
- 公開日
- 2018/01/10
- 更新日
- 2018/01/10
勝川小学校
保護者の皆様へ
昨年、このHPで、『子どもの脳を傷つける親たち』の著者で医師の
友田明美先生を紹介させていただきました。
本日は、友田先生が推奨している3つのコミュニケーンをご紹介します。
<繰り返す>
子どもが、「ねえ、真っ赤なりんごを描いたよ」と、
親に伝えたとします。
「ほんとだ、真っ赤なりんごを描いたんだね」と、
子どもの適切なセリフを繰り返すことにより、
子どもが会話の「主役」になります。
自分の話を聞いて、親が理解してくれることが、子どもに伝わります。
このようなやりとりによって、子どもは会話を上達させ、
その頻度を増やします。
<行動を言葉にする>
たとえば、絵本を棚に戻すという子どもの適切な行動について、
「あら!お片付けしてるのね」と、言葉がけをすることにより、
親が興味・関心を示していることが、子どもに伝えられます。
子どもにとっては、
「これは良い行動なのだ」と学習する機会にもなります。
そうすれば、子どもは、
今行っている課題に対して注意を保つことができ、
行動についての考えをまとめることができます。
<具体的に褒める>
「お友達におもちゃを貸してあげられたんだ。えらいね!」と、
具体的に子どもの好ましい行為や姿を褒めます。
褒めることは、罰や脅かしよりも、良い行動を増やす効果があります。
子どもだけでなく、親も良い気分になり、良い関係が築けるはずです。
いかがでしょうか。
明日は、友田先生の「避けたい3つのコミュニケーション」を
ご紹介します。
釈迦に説法をお許しください。
参考文献
友田明美著『子どもの脳を傷つける親たち』(NHK出版新書)
※友田先生の詳細は、ココをクリックしてください。