学校日記

<校長室の窓> 寺本明日香選手から学ぶ

公開日
2017/12/11
更新日
2017/12/12

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

私は昨日、愛知県豊田市にある「スカイホール豊田」で行われた
「2017豊田国際体操競技大会」を観戦しました。

先日の世界選手権で金メダルを獲得した村上茉愛選手の「床」は、
本当に「華(はな)」がありました。
同じく世界選手権で個人総合3位に入った白井健三選手の「跳馬」は、
人間技とは思えないすごい演技でした。
2020年は、絶対に東京オリンピックを「生(なま)」で見るぞ!
とあらためて思いました。

私が、一番印象に残ったのは、実はこの2人ではありません。
地元愛知県(小牧市)出身の寺本明日香さんの演技です。

寺本選手の「平均台」の演技は、とても安定していて、
「風格(ふうかく)」のようなものを感じました。
わずか10センチの幅ですから、他の選手は次々と落下していましたが、
寺本選手は、とても落ち着いて、安心して見ることができました。
そして、銅メダルを獲得しました。
「すごい精神力だな!」と思うと同時に、
「以前、ある教育誌に、彼女へのインタビューが載っていたな…。」
ということを思い出しました。

(以下引用)

疲れていて、なんとなく練習に行きたくないという日はあります。
でも、小学1年生から体操を続けてきたので、
毎日の練習が習慣になっていて、足が勝手に向かうんです。
そして、行ってしまえば、練習するしかない!という感じです。

高校2年生の時、海外遠征で、7月は学校に行けなかったのです。
8月の2週目くらいに帰国したら、
家に宅急便が届いていて、開けたら夏休みの宿題でした。
何事も、中途半端(ちゅうとはんぱ)は嫌なので、やるならやる!
残りの夏休みは2週間ぐらいでしたが、
学校が始まるまでに宿題を終わらせて、全部提出しました。

モチベーションは、誰でも上下するものだと思います。
大事なことは、
「底(そこ)の部分にいる時にどう考えるか」なのだと思っています。

(引用終わり)

実にしっかりとした考えを持っていますね。
何事も、「心の持ち方一つなんだ!」と彼女の言葉から学びました。
彼女なら、東京オリンピックでも活躍してくれることででしょう!

※寺本選手の詳細は、ココをクリックしてください。
 (写真出典 Yahoo!画像)