学校日記

<校長室の窓> 水木しげる氏から学ぶ

公開日
2017/12/08
更新日
2017/12/08

勝川小学校

勝川小学校 高学年の皆さんへ

水木しげるという漫画家(まんがか)を知っていますね。
そう、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者です。
数年前、彼と奥さんの半生をドラマ化した
『ゲゲゲの女房(にょうぼう』(NHK)がとても話題になりました。
今日は、その中の言葉を紹介しますね。

あせったらあかん
じっくりやりなさい
近道を行けば
その先は行き止まりだ

この言葉は、アシスタントの若い漫画家が、
新人賞獲得を目指して、できあがった漫画を、
水木さんに見てもらおうとした場面で、水木さんから出た言葉です。
才能のある若者の将来に期待する水木さんは、
「力を蓄(たくわ)えなければ、
 その才能も、じきに枯渇してしまう」

と考えて、厳しい言葉を発したのです。

中国の『論語(ろんご)』に、
「行くに径(こみち)に由(よ)らず」
という言葉があります。
孔子(こうし)は、弟子(でし)に対して、
「自分のいくべき道が近道に見えても、
 また変化に富んで魅力的(みりょくてき)であっても、
 やがて行き詰(づま)るからやめたほうがいい」

と説(と)きました。

二股(ふたまた)に分かれている道のどちらをとるか、
山登りと違って、人生街道(じんせいかいどう)は、
じっくり選択(せんたく)したいものですね!

そうだ!
心の中の「ドリー夢メーカー」と、じっくり相談しよう!


※水木しげる氏の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)