小学生で出会っておきたい本
- 公開日
- 2017/11/27
- 更新日
- 2017/11/27
勝川小学校
勝川小学校 高学年の皆さんへ
6年生の人は、吉田兼好(よしだけんこう)の『徒然草』を、
もうすでに習ったことと思います。
今、この徒然草が、静かなブームになっています。
木村耕一編『こころ彩る 徒然草』(1万年堂出版)から、
吉田兼好のすてきな言葉を、いくつか紹介しますね。
■心を磨(みが)いて、すてきな人を目指しましょう。(第1段)
■未来を考える人は、魅力的(みりょくてき)な人です。(第4段)
■本を開くと、まだ見ぬ古(いにしえ)の人と、
心の友になれます。(第13段)
■悪口を言われたら、「悔(くや)しい」「恥ずかしい」と思いますが、
言った人も、聞いた人も、すぐに死んでいきますから、
気にしなくてもいいのです。(第38段)
■こんなことで怒っても、しかたないでしょう。(第45段)
■「後で、時間を取って、しっかりやろう」
これは、今を怠(なま)けている姿です。(第92段)
■今、生きている、この喜びを、
日々、楽しもうではありませんか。(第93段)
■肉体よりも、心を傷つけられるほうが、
はるかに苦しみが大きいのです。(第129段)
■決意したことは、迷わず、すぐに実行すべきです。(第155段)
いかがですか。
興味(きょうみ)を持った人は、
ぜひ、この本を実際に手にして、読んでみてください。
それにしても、約700年前の人が書いた本が、
現代に生きる人々に示唆(しさ)を与えるというのは、
とてもすごいことですね!
※吉田兼好の詳細は、ココをクリックしてください。