<校長室の窓> 錦織圭(にしこりけい)選手から学ぶ
- 公開日
- 2017/11/24
- 更新日
- 2017/11/25
勝川小学校
勝川小学校 高学年の皆さんへ
必ずトップに戻ってくる!
この言葉は、昨日のマスコミのインタビューで、
男子テニス元世界4位の錦織圭選手(27=日清食品)が、
口にした言葉です。
とても印象に残りました。
今年の8月13日。
米シンシナティの大会前にサーブの練習中、
「プツッ」という音とともに右手首が悲鳴(ひめい)を上げました。
腱(けん)の脱臼(だっきゅう)でした。
2015年3月に最高4位を記録した世界ランキングは、
11月20日付の最新で22位に落ちました。
12月29日に28歳となる錦織選手に対して、
「もうトップ10には戻れない…」という声も聞かれます。
しかし、錦織選手は、きっぱりと否定(ひてい)したのです。
錦織選手は、
「戻れると普通に思ってる。」
「不安はない。]
「トップ10の位置に3年ぐらいいたので自信はある。」
「簡単ではないのは、わかっている。」
「戻れる気持ちは、ぶれていない。」
「何万人に言われようと変わらない。」
と言い切りました。
また、
「けがのおかげで、多くの人と出会うことができたし、
自分の人生を見つめ直す期間にもなった。」
「トレーナーが素晴らしくて、動き方の中での体の使い方や、
気付かされる部分が多かった。いい体になるという感覚がある。」
「けがして良かったわけではないが、
ポジティブに考えるようにしている。」
とも言っています。
すごい精神力ですね。
ラケットを持つ「手首」の怪我(けが)です。
絶対に「不安」はあると思います。
しかし、それを決して表に出さない。
彼なら、きっとトップ10に戻ってくるでしょう!
私は、「根拠(こんきょ)のない自信」という言葉が好きです。
8年前に、脳科学者の茂木健一郎氏にお会いした時に、
教えていただいた言葉です。(校長室にその色紙があります)
先の失敗を考えて、くよくよと不安に思うのではなく、
「絶対にできる!」と自分に言いきかせ、ひたすら前を向いて歩く!
「絶対にできる!」という根拠はないけれど、ひたすら前を向いて進む!
皆さんも、ぜひ、この「根拠のない自信」を持って下さい。
錦織選手のように…。
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(写真出典 Yahoo!画像)