保護者の皆様へ

ある教育情報誌に、脳科学者の茂木健一郎氏へのインタビューが
掲載されていましたので、その一部をご紹介致します。

Ａ　子どもの個性を認めるために、親や教師は何をすべきでしょうか。
Ｑ　子どものことをまるごと見てあげてほしい。
　　そして、親や教師が「セキュアベース（安全基地）」となる同時に、
　　子どもが得意なものを見つける「宝探し」の過程に、
　　一緒になって楽しみながら、丁寧に付き合ってあげてほしい。

Ａ　最近出された本では、
　 「マインドフルネス」が、キーワードになっていますね。
Ｑ　マインドフルネスとは、
　　あるがままの自分を受け入れ、
　　他の人にも受け入れてもらうことです。
　　子どもが、「今、ここ」で感じていることをわかってあげて、
　　一期一会を大事にしてあげてほしい。
　　今日と明日で、大人はたいして変化しないかもしれませんが、
　　子どもは大きく変わります。１年後は、さらに変化しています。
　 「今、ここ」で、子どもたちが感じたことを、
　　子どもが、親や教師など「誰か」と共有できれば、
　　個性が育っていきます。

Ａ　子育て中の親や教師へのメッセージをお願いします。
Ｑ　僕が保護者によく聞かれる質問に、
　 「子どもを、仕事のできる大人にするにはどうしたらいいですか？」
　　というものがあります。
　　答えは、やはり「個性」です。
　　子どもが興味のあることを徹底的に追究することは、
　　社会人が、毎日、仕事でしていることと同じではないですか。
　　個性を伸ばすことが、
　　学ぶ姿勢、さらに働く姿勢につながっていくことを、
　　意識してもらいたいと思っています。

マインドフルネスは、子どもだけでなく、
私たち大人にも大切なことで、
いろいろな企業で研修が行われているそうです。
親も教師も、子どもたちの「今、ここ」で感じていることを、
大切にしてあげたいものですね。
釈迦に説法をお許しください。

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（写真出典　Ｙａｈｏｏ！画像）