<校長室の窓> 中部中学校の生徒から学ぶ
- 公開日
- 2017/09/21
- 更新日
- 2017/09/23
勝川小学校
勝川小学校 高学年の皆さんへ
本日、私は、中部中学校の体育大会を参観させていただきました。
1年生(昨年度の6年生)に会えて、とてもうれしく思いました。
中部中学校の開会式の行進を見て、驚きました。
大きく腕をふり、足を上げて、胸をはって堂々と行進していました。
また、「聞く姿勢」も素晴らしく、「さすがだな!」と感心しました。
一番、感動したのは、「800m走」です。
選手全員が、「全力」で走っていました。
その時、私は、相田みつを氏の次の言葉を思い出しました。
本気
何でもいいからさ
本気でやってごらん
本気でやれば
楽しいから
本気でやれば
つかれないから
つかれても
つかれが
さわやかだから
また、1人だけ、ゴールするのが遅い選手がいました。
でも、力を振り絞(しぼ)って完走(かんそう)したのです。
多くの人が、おしみない拍手(はくしゅ)を送っていました。
私は、その時、東井義雄先生の次の言葉を思い出しました。
ビリであることは、ちっともはずかしいことではない。
なまけることのほうが、よっぽどはずかしいことだ。
走ることに限らず、生きていく間には、
いろいろなことでビリを走らなければならないことがあります。
しかし、そのとき、どうか日本一立派なビリであることができるよう、
こころがけてほしいと思います。
堂々としたビリであってほしいと思います。
これは、なかなか難しいことです。
ビリになると、どうしてもひくつになり、
はずかしくなり、心まで貧乏になりやすいからです。
ですが、ビリの味のわかる人間でなければ、
困っている人、弱い人、貧しい人の気持ちなんか、
絶対にわかるものではありません。
とにかく、ビリになっているときは、
その人にとって得がたい勉強の機会を与えられているときだと思います。
9月30日(土)の運動会、「本気」でやりましょう!
ビリになっても大丈夫!一生懸命やってビリになった時、
あなたは、人間として、大きく成長するのです!
1位よりも「価値(かち)」があるビリもあるのです!
みんなの力で、素晴らしい運動会にしましょうね!
下の写真は、職員玄関に飾ってある額です。
© 相田みつを美術館
相田みつを氏の作品の本校HPへの掲載は、
相田みつを美術館から許可をいただいています。