学校日記

<校長室の窓> 白鵬関から学ぶ

公開日
2017/07/22
更新日
2017/07/22

勝川小学校

第69代横綱・白鵬翔氏が、昨日の取り組みで大関・高安を破り、
前人未到の通算1048勝という歴代単独1位の偉業を達成しました。

喜びに満ちた白鵬関の姿を目にした時、
私が愛読している月刊誌『致知』2011年11月号の
特集「人生は心一つの置きどころ」に登場されて、
「人生の師」と仰いでおられた第48代横綱・大鵬氏との
対談記事が蘇ってきました。

以下、ご紹介します。

【大鵬】
そういえば、この前、被災地に行って土俵入りをやったんだろう。

【白鵬】
はい。
岩手県の山田町という、
東日本大震災で大津波の被害に遭った町に行きました。
後から町の人に聞いた話ですが、
3月11日からずっと毎日余震があったそうですが、
土俵入りをした翌日から、嘘のように余震がなくなったと。
だから日本という国と相撲とは、
太い関係で繋がっているということをつくづく感じました。

【大鵬】
土俵入りというのは、本来悪霊を払い除けるものですからね。
だから相撲は神事なんです。
最初は豊作を祈って神社で相撲を取ったんですから。

【白鵬】
昨年の名古屋場所は、不祥事の後でしたから
NHKの生中継は中止、優勝しても天皇賜杯の授与も自粛されました。
人前で涙を流すことはなかったのですが、
全勝優勝で横綱としての責任を果たした安堵感と、
賜杯がないという淋しさが入り交じって、
不覚にも涙を流してしまいました。
明治時代に、日本人はみんな髷(まげ)を切った訳ですが、
明治天皇は力士にだけは、髷を残すとおっしゃった。
そういう意味で天皇陛下と相撲は、
ずっとどこかで繋がってきた気がします。
だから相撲が終わってしまえば日本が終わる、
そういう気持ちが私にはあるんです。
(中略)
相撲や武道は「心・技・体」が大切だといわれますが、
体をつくることや技を磨くことに比べて、心を育てるのは難しい。
だけど勝つためには、「心が8割」「技が2割」
体は「ゼロ」じゃないかと思います。

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