旅立ち
- 公開日
- 2017/04/26
- 更新日
- 2017/04/27
勝川小学校
写真は、正門付近のタンポポです。
今日の朝、撮りました。
いよいよ、タンポポの綿毛(種)の「旅立ち」です!
うまく着地できるといいですね!
今日は、タンポポを題材にした詩を、3つご紹介します。
タンポポ リュ・シファ
タンポポの種のように
高くもなく低くもなく
この世の川を越えられないものだろうか
タンポポは僕に教えてくれた
悲しいときにはうんと泣けと
そうすればタンポポの種のように
身軽になれると
悲しみはどうして
遠くからながめると
悲しく思えないのだろうか
タンポポの種のように
適当な距離を保ちながら
この世の上を飛んでいけないものだろうか
タンポポは僕に教えてくれた
悲しいときにはうんと泣けと
そうすればタンポポの種のように
身軽になれると
たんぽぽ かわさき ひろし
たんぽぽが
たくさん とんで いく
ひとつ ひとつ
みんな 名まえが あるんだ
おーい たぽんぽ
おーい ぽぽんた
おーい ぽんたぽ
おーい ぽたぽん
川に おちるな
星とたんぽぽ 金子みすゞ
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
金子みすゞの詩の本校HPへの掲載は、
『金子みすゞ童謡全集』のJULA出版局から許可をいただいています。
勝川小学校のよい子の皆さんへ
タンポポは他の植物と違って、根っこがとても長くて、
1m近くになるものもあるようです。
この長い根っこが、きれいな上の花をしっかりと支えているのです。
私たちの「心の根っこ」も、目に見えません。
「見えないけれどもとても大事な部分」です。
心の根っこがしっかりしていると、
タンポポの花のように、明るく元気に笑顔で毎日を過ごせて、
自分の目標に向かって挑戦することができるのです。
では、「心の根っこ」を長くしたり強くするには、
いったいどうしたらいいのでしょう。
答えは簡単です。
「凡事徹底」です!