<校長室の窓> 物を大切にする子どもを育てたい!
- 公開日
- 2017/04/20
- 更新日
- 2017/04/20
勝川小学校
保護者の皆様へ
上の写真は、本日の児童用昇降口(3か所)の様子です。
置き忘れの傘が1本もありません。
本校では、「物を大切する子ども」を育てるために、
その「足がかり」として、傘の指導を徹底的に行っています。
■傘をしまうときは、手が塗れても、きちんと束ねて、
傘立てにかける。(立てる)
■傘は、必ずその日のうちに持ち帰る。(放置しない!)
■傘の名前が消えそうになったいたら、きちんと書く。
たかが傘 されど傘
傘を昇降口に放置しておく子は、物を大切にしない子です。
そういう子は、他の物も粗末にする子です。
傘だけの問題ではないのです。
実は「心の持ち方」の問題なのです。
自分で一生懸命に貯金して買った物は、誰でもそれを大切にします。
物を粗末にする子は、いつも「与えられているだけ」の子どもです。
そういう子は、「親のありがたみ」「物のありがたみ」が、
わからないのです。
本校では、この傘の指導を昨年度から、根気強く行ってきましたが、
今年度は、さらに「はきものをそろえる」指導を行っていきます。
私は、いつも本校職員に、
「子どもの下駄箱を見なさい」
「そこに子どもの心の有り様が見えてくる」
と言っています。
■上靴や運動靴が揃っていない子
■上靴や運動靴の「かかと」を踏んでいる子
■下駄箱の上に運動靴や上靴を乗せている子
■指定された場所に入れていない子
■下駄箱にゴミが溜まっている子
これらは、「心の荒れの兆候」です。
傘の指導、はきものの指導には、ご家庭のご協力が不可欠です。
何卒、よろしくお願い致します。
最後に、長野県円福寺住職 藤本幸邦氏の言葉をご紹介します。
はきものをそろえる
はきものをそろえると 心もそろう
心がそろうと はきものもそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまってそろえて おいてあげよう
そうすればきっと 世界中の人の心も
そろうでしょう