<校長室の窓> 決断力
- 公開日
- 2017/03/23
- 更新日
- 2017/03/23
勝川小学校
保護者の皆様へ
ある教育関係の機関紙に、興味深い文章を見つけましたので、
ご紹介致します。
(以下引用)
昨年、瀬戸市の中学生が史上最年少で将棋のプロ棋士になった。
62年ぶりの記録更新に、将棋界は沸いた。
そんな将棋界で、現在「最強の棋士」といわれるのが、羽生善治氏だ。
彼の著書に『決断力』という本があるが、
書かれている内容は、単に将棋の世界だけでなく、
どの分野にも通用することばかりなので面白い。
「将棋は自分との孤独な戦い」であり、
「将棋を指す上で一番の決め手になるのは決断力だ」と著者は言う。
最終的な決断を下すのは自分しかいないという意味での孤独感と重圧は、
想像に難くない。
それでは、羽生氏は、どのようにして決断を下すのだろうか。
彼は、決断をするための「判断材料=情報」について、
「判断のための情報が増えるほど正しい決断ができるようになるか
というと、必ずしもそうはいかない」
「直感によって閃いた手のほぼ7割は、正しい選択をしている」と、
直感の重要性を指摘する。
誤解していけないのは、
ここでいう直感とは、「経験」や「知恵」、
あるいは「感性」に裏打ちされたものであり、
単なる「山勘」とは違うということである。
直感力の元になる感性は、
多様な経験によって、総合的に研ぎ澄まされていくものだそうだ。
(引用終わり)
いかがでしょうか。
お子様には、ご家庭で、多様な経験(体験)をさせていただき、
子どもたち自ら「感性」を磨いてほしい!と願っております。
また、ご家庭において、お子様に、
自分で考えさせ、自分で決めさせて、決めたことに責任を持たせることを
普段から行っていただきたいと思います。
そうすることで、
「直感力」ひいては「決断力」が培われていくと考えます。
釈迦に説法をお許しください。
※羽生善治氏の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)