学校日記

<校長室の窓> リサイクルキャンペーンについて考える

公開日
2017/03/01
更新日
2017/03/01

勝川小学校

保護者の皆様へ

児童会の環境委員会が新しい取組として行いました
「リサイクルキャンペーン」の収益金をご報告します。
業者から受け取った金額は、11,092円でした。

私は、この金額を知った時、正直、「意外と少ないな」と思いました。
子ども達も、「全校あげてやったのに、たった11,092円か…。」
と思った子が多かったと思います。

でも、私は、これでよかったと思っています。
「お金を稼ぐ」ということがいかに大変かということを、
子ども達は、肌で感じたと思うからです。

今まで、「当たり前」のようにもらっていたお年玉やお小遣いが、
いかに貴重なものかということを、
子ども達は、身をもって知ったと思うからです。

今回は、前日の児童集会で呼びかけ、翌日からの4日間の取組でした。
子ども達は、「次はどういう工夫をしたらいいか」を、
考えているはずです。
自分たちの取組をより良くしていくにはどうしたらいいか、
子ども達自身が考えることが、大切だと私は思っています。


実は、よく調べてみると、11,092円という金額は、
少ない金額ではありません。
昨年度の6月に行った「資源回収」は、
すべての児童・保護者、校区内のすべての地域で行いました。
収益金として業者から受け取った金額は、99,719円でした。
リサイクルキャンペーンは、子ども達だけで、たった4日間だけで、
昨年度の資源回収の収益金の11%にあたる金額を生み出したのです。


これを、毎学期行ったら、そして保護者の皆様のご協力が加わったら、
昨年度の収益金を、はるかに上回ることは可能なのです。

春日井市は、こういう取組に対し、
「春日井市資源回収団体奨励金」を出してくれます。
1kgにつき、5円の奨励金です。
昨年度の資源回収は、業者からは99,719円でしたが、
春日井市から144,525円の奨励金をいただいて、
合計244,244円となりました。

したがって、環境委員会の今回の取組は、
業者からの受け取りは、11,092であったものの、
市の奨励金がつくと、23,302円になるのです。

環境委員会のリサイクルキャンペーンは、
子ども達が発案し、子ども達が行った取組です。
子ども達は全員、「自分たちでやった!」
という「達成感」を持つことができました。

これに、PTAとしての取組が加われば、大きな力となります。
そして、そこで得たお金は、勝川小学校の児童に還元されるのです。